6/26 「いつか隣に立てたら」
おはようございます。
昨日は22時頃にはベッドに横になり、寝ることができた。
今朝は5時に目覚め、5時半に起き上がった。
途中4時前に目が覚めてトイレに行くと、姉がサッカーを見ていた。
私は姉と二人で暮らしている。
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姉は、私にとって「変な人」だ。
貯金が趣味で、銀行口座の預金残高が増えていくのが好きだと言う。
2000円の靴には「そんなお金ない」と言うけど、2万円のワンピースは「買うか迷ってる」と言う。
コンビニのお菓子を買う私に「お金貯める気ないよね」と言う割に、生活を便利にするのに欲しくなった家具はすぐ「買えばいいか」と言う。
好きなことに対して後先考えずぽんぽんお金を使う私に、「よくそんなお金あるね」と貯金200万越えの姉が言う。(私の貯金額よりゼロの数が多い)
姉の中でのお金を払う価値基準が私と違いすぎて、変な感じ。面白い。
姉は、私にとって「すごい人」だ。
私が今まで苦手としてきた「コツコツ努力すること」を、幼い頃からずっと実行している。それも、一人で黙々と。気が付けば資格を取っていたり、気が付けば職を変えていたりする。
姉が最近育て始めたミニトマトは、赤く色づき始めている。
私よりもずっと用心深く慎重で、自分の満足いく結果に対して妥協しない。
例えば、初めていく場所へ行くためのルートを探して「1番わかりやすいルート」か「1番安く済むルート」かで延々と悩む(私は多少高くともわかりやすいほうをすぐ選ぶ)。
「暮らせればいいか」程度で家具などにあまりこだわらない私に対し、姉はサイズはもちろん、家具の色やデザインまで妥協を許さない。こだわりがない私に「どっちの色がいいかな?」と意見を求めてくる程度には悩む。(この時、「何でもいいよ」と返すと文句を言われる)
けれど、自分で「これ!」と決めたことに対しての行動は素早い。
一昨日「買えばいいか」と呟き、サイズや色で悩んだ家具は今度の土曜日に届く。
姉は派遣社員で、今いる職場の契約更新までまだ何カ月もあるが、すでに資格を取って転職するということを決めていて、その算段もある程度つけている。
今まで私にできなかったことをやってきて、私にできないことやっている姉は、「すごい人」だ。
絶対に口には出さないけれど、姉は私の憧れでもある。
きちんと家事をこなして、料理ができて、趣味(スポーツ観戦)を満喫して、痩せていて、貯金もできて、段取り上手で…
私も姉のようになれたらいいのに、と何度も思った。
でも、私と姉は違うのだ。
姉は姉で、私は私。
それでいいんだと、最近やっと思えるようになった。
私には私なりの、変な感じで面白く、すごいところがきっとある。
私はそこを伸ばしていけばいい。
………それでも、先を行く姉の背中は見失わないでいたいな。